ファンタジーが詰まった一冊 – 地元パン手帖

最近なにかとお洒落なベーカリーも増えてきました。
もちろんそういったショップも魅力的ではあるのですが、東京も含めてあらゆる地方に目を向けてみるとそこには地元に根付いた独特の文化、ストーリーが付随した素敵なパンが多く存在します。
「地元パン手帖」ではそういったついつい食べてみたくなる”地元パン”が写真付きで200種類以上も紹介されています。
パッケージを眺めるだけで楽しいのですが、ページをめくればめくる程食べてみたい衝動に刈られてしまいます。

個人的にネギパンのエピソードが一番好み。
同級生を想った行動からネギパンが生まれたなんて想像もつきませんでした。
ネギとパンの組み合わせはベーシックではありませんからね。

地元を思い出しノスタルジックな気分に浸る時もあれば、くすっと笑えるエピソードあり、予想外のパッケージやロゴ、ネーミングに心踊るおもちゃ箱のような楽しい一冊。肩肘張らず味わいたい地元パンの百科事典です。
あ〜コッペパンが食べたい…

地元パン手帖
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