創業80年以上。老舗喫茶店のこだわりを味わう
ミナミには喫茶店が多くそのどれもが魅力的。ミナミの中でもいかにもミナミらしい千日前に構える丸福珈琲店もその内のひとつ。
田辺聖子氏による小説「薔薇の雨」の舞台としても登場する同店。
積み重ねてきた歴史を随所に感じさせる佇まいにしびれました。
大倉陶園のカップに漆黒のコーヒー、そこに角砂糖を2つ添えるスタイルは丸福珈琲のスタンダード。
噂に聞いていたストロングスタイルの深煎りコーヒーは確かにガツンと来ますが、後味はスッキリとしており思ったより飲みやすい。
銅板を使用して1枚ずつ丁寧に焼き上げるホットケーキと一緒に味わいところ。
ガツンとが好きな私にはぴったりです。
年始に訪れたということもあり、久しぶりに顔をあわせた旧友や親子、散策途中に立ち寄ったカップル、暇だからと一人で足を運んだ方もいる。
150もある席がどんどんと埋まっては空いていく様子はこの街に根付いていることを感じさせてくれます。
次はステンドグラスの前の席を狙ってみよう。
1度じゃ味わえきれない魅力を今度は違った角度から…。
ミックスジュースや加糖のアイスコーヒー、丸福カレーも狙い所はたくさんありそうです。
創業から80年以上も経過すれば当然それだけ語られる歴史があります。
丸福珈琲店の歴史が記されたページもありますので是非ご覧ください。
創業当時のストーリーや創業者そしてお店のこだわりの一部をのぞくことができますよ。